プロジェクト紹介

これまでの実績とこれからの想いを紡ぎ、持続可能な団体運営の方針づくりにチャレンジ!
プロジェクトの概要
NPO法人あっとオーティズムは、自閉スペクトラム症(オーティズム)の子どもを持つ母親とその家族を支援する母親らが中心となり、世界的な自閉症啓発キャンペーンであるLight It Up Blueキャンペーンを2011年に日本で最初に取り組んだ団体です。同年に神戸ポートタワー、兵庫大仏能福寺、神戸メリケンパークオリエンタルホテルで青色のライトアップが行われ、神戸から始まった取り組みとも言えます。現在では日本の各地、200を超える施設でLight It Up Blueキャンペーンは展開されており、あっとオーティズムは全国にいる協力団体、施設との連携や、広報ツール(ポスター、チラシ等)の提供・情報収集、また米国本部との連携などを行う役割を担っています。また、オーティズムのある子どもの教育環境整備、療育事業など海外にあって日本にない教育環境の改善にも取り組んでいます。
今回のコロナ禍によって、団体の運営には大きな影響が出ています。まずLight It Up Blueキャンペーンの準備を進めるにも、運営メンバーが思うように集まれない状況があります。さらに、当初の想いでもある自閉スペクトラム症の子どもへの教育環境の整備や療育事業も、一時停止状態となっています。このような状況下のため、活動を縮小するか、それとも認定NPO法人となってより広く支援を募りながら運営していくかの岐路に立っており、後者を選びチャレンジしようとしています。
今回のプロジェクトは、団体が今まで積み重ねてきた実績と新たな生活様式、社会環境の変化を踏まえた上で、あっとオーティズムの持続可能な団体運営に向けて団体のあり方を考えるとともに、これから必要なことは何なのかを共に考えていきます。具体的には(1)活動実績の整理・見える化、(2)(1)を通じて見えてくるこれからの活動方針、新たな活動内容・運営方法のアイデア、団体として優先的に着手していく計画を一緒に考えていきます。これらが資料として作成されることによって、想いに共感する運営メンバーの募集や寄付等の支援者・協力者の募集が今まで以上に効果的なものとなることを期待します。
団体のスタッフや関係者などからヒアリングを行い、適宜ミーティングを行いながらこれまでの実績とこれからの想いを紡いでいくプロジェクトにご参画いただける方を募集します。
成果物のイメージ
・(1)活動実績の整理・見える化、(2)(1)を通じて見えてくるこれからの活動方針、新たな活動内容・運営方法のアイデア、団体として優先的に着手していく計画がまとまった団体内部向けのPower Point資料など(必須)
・上記がまとまった後、外部向けに紹介できる簡易的な資料(チャレンジ目標)
こんな経験をお持ちの方はぜひ
・団体・組織運営に関心がある方
・ヒアリングやミーティングなどが好きな方
・情報整理・資料作成が得意な方
・上記ご経験のない方でも参加大歓迎です
団体基本情報 | |
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団体名 | NPO法人 あっとオーティズム |
代表者名 | 佐伯 比呂美 |
所在地 | 兵庫県芦屋市大原町20-10-401 |
ホームページ | http://happy-autism.com/ |
プロジェクトの成果
業務分析から導きだした広報強化ツール!!

団体から期待されたこと
・団体のこれからの活動方針、取り組んでいくべき事業についてのアイデア整理
・持続可能な事業運営のための業務効率化
チームが取り組んだこと
活動方針の整理
団体の活動目的や実現したいことを詳しくヒアリングし、その目的を実現するためにはどのような活動に注力していくべきか整理しました。その結果、今後まずは啓発事業に絞っていくべきでは、という方向で検討を重ねていきました。
業務分析
Light It Up Blue事業にかかる業務量の分析を行い、どの業務が負担になっているのか洗い出しをしました。心理的にも負担が大きいと感じられていたチラシ作成にかかる業務量が多いことがわかり、これを圧縮する方法を検討しました。
新ツールの作成
チラシ作成業務の効率化と広報活動の強化を同時に実現できるツールとして、LINE公式アカウントの活用を検討し、実際に作成に取り組みました。
成果物の内容
Light It Up Blueの業務分析資料
分析の結果と業務効率化の提案をまとめたパワポ資料を作成しました。さらに、事業実施にかかっている業務内容を一つずつ並べ、それを誰が(団体orボランティア)担うことができるかの一覧も付けました。
LINE公式アカウント
ゼロからの作成かつメンバーも初めての挑戦でしたが、最終提案までに運用可能な状態まで仕上がりました。今後、団体の広報等に活用いただけるよう、使い方のマニュアルも作成してお渡ししました。
ボランティア募集のチラシ
持続可能な事業運営のためには関係者を増やすことが不可欠。との思いから、ボランティアを募集するためのツールを検討し、チラシの案を作成しました。
団体の反応
「これからの活動方針に悩んでいたが、啓発活動に取り組んでいくこと、そのためには広報と人材が必要なことが見えました」
「自分たちだけでは思い付かなかったことを提案してもらえて良かった」
というコメントをいただきました。
LINEアカウントもどういう使い方ができるのか熱心にご質問いただき、まだ使い方に不安が残ってしまう形とはなりましたが、早速ステークホルダーの方々にお友だち登録のご案内をされるとのことでした。