2019春始動のブリッジチャレンジ成果共有会

2019年8月3日(土)、ブリッジチャレンジに参加した8チームが2ヶ月間の取り組みや制作した成果物について、他チームへ共有を行う成果共有会を開催しました。


課題解決の最終提案をメンバーから受けて、次の目標が見つかった参加団体、達成感にあふれる参加メンバー。プロボノのやりがいや醍醐味が凝縮された一日になりました。(※プロボノとは?


神戸ソーシャルブリッジとは?

神戸市内で活動するNPOや地域団体等(=支援先団体)と企業社員、行政職員など、社会貢献活動を希望する人材(=ブリッジメンバー)がつながり、地域社会の課題解決に協働して取り組むプロジェクトです。

ブリッジチャレンジとは?

今回2019年6月から8月の2ヶ月間、全8プロジェクト(8団体)に48名のブリッジメンバーが参加しました。うち1プロジェクトは、ブリッジチャレンジ初となる企業チームでの参加でした。

 

成果共有会を目前に、最終提案!

 

午後からの成果共有会を前に、午前中は各チーム支援先団体に対し、最終提案を行いました。支援先団体の課題は、情報発信、業務改善、リサーチアイディアの大きく3つに分けられます。この2ヶ月間、ブリッジメンバーが打ち合わせを重ね、練りに練った提案を支援先団体に発表しました。

すでにおおまかな提案が済んでいるチームは朗らかに最終案の調整。この日、初お披露目となる広報物を発表するチームには、少し緊張感も。提案前から笑い声が絶えないチームもありました。

写真は「NPO法人こども育ちわたし育ちMadrina」(以下Madrina)チーム。自然環境教育を行う幼児教室を広く認知してもらうための広報改善が今回のプロジェクトのテーマでした。この日、初めて支援先団体に成果物であるリーフレットをお披露目しました。

役割分担をしながらリーフレット紙面の制作意図をプレゼンテーションします。終始少し緊張した面持ちのブリッジメンバーの一方で、リーフレットをひと目見てから、喜びに笑顔が絶えないMadrinaの皆さんとの対照的な表情が印象的でした。

プレゼンテーションが終わると、まずはMadrina代表・石丸さんから「まず、こんな素敵なリーフレットを作ってくださって、本当にありがとうございます!」のひと言。ブリッジメンバー一同がほっとした表情に変わります。その後、最終納品に向けて細かな修正・訂正等の調整を行いました。

いずれのチームも感謝と安堵が入り交じる最終提案を終え、休憩をはさみ、午後からは、ブリッジメンバーは更に最終打ち合わせ。その間に、支援先団体は、神戸ソーシャルブリッジの事務局とともに、プロジェクトについて振り返り、ざっくばらんに意見や感想を出し合いました。こういった振り返りの機会も、今回の学びを今後の団体の活動の次の一歩へつなげていくために大切なのです。支援先団体の皆さんからは「最初は期待していなかったのだけれど……、10点満点で100点」「10点満点では足りないくらい」「10点中9点。残り1点は実行がこれからだから!」といった声が寄せられました。

 

いよいよ成果共有会がスタート!

支援先団体、ブリッジメンバー、オブザーバーやスタッフ総勢80名が大ホールに集結し、いよいよ成果共有会が始まります!

ブリッジメンバーより、支援先団体が抱えていた課題、ヒアリングや分析など最終提案までの道のり、成果物について発表しました。

プロジェクトを通しての気付きや発見についてもコメントがあり、2ヶ月間だけで終わらず、提案の実行や今後の団体の活動を見守っていきたいという話も聞かれました。

最後に、支援先団体がプロジェクトを振り返っての意見や感想を話しました。「自分たちが見えていなかった部分に気づけた」「さまざまな職業の人に関わってもらって、新しい気付きがたくさんあった」「理解されづらい活動を理解してもらった」などの声が聞かれました。

普段接することのない職業や業界の人とプロジェクトに取り組むことで、団体は新たな視点や気付きを得ることができ、ブリッジメンバー同士も刺激を与え合うことができたようです。ブリッジメンバーの皆さんは、団体の活動を深く理解するにつれ、尊敬が生まれ、これからも関わっていきたいという気持ちにつながったようでした。

各発表の様子はYouTubeにアップしていますので、ぜひご覧ください。
成果発表の動画はこちら(YouTubeへ飛びます)

各トライアルの2ヶ月間を詳しく紹介しているページもあわせてお読みください!
各プロジェクトの詳細はこちら

 

プロジェクトインタビュー1

企業チームが初参加!仕事とは違うやりがいの発見と、課題を深掘りした企画提案(一般社団法人おいしい防災塾チーム)

一般社団法人おいしい防災塾は、阪神・淡路大震災を経験したことをきっかけに、「どんな時も子どもたちの笑顔のために!」をビジョンに、各地でお菓子のバッグづくりでたのしく学ぶ「おいしい防災塾」を展開しています。今回のプロジェクトでは、今後の活動拡大に向けて、企業へ活動協力を募るための営業資料を制作しました。

ブリッジメンバーは、日本イーライリリー㈱のIT部門社員で結成された、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナル。ブリッジ初の企業チームでの参加となりました。

情報を整理し、資料を作成するだけではなく、協力者募集の企画そのものから考えたパワフルなチームです。ターゲットである企業の視点を得るために、社内のさまざまな担当者にも協力してもらい、ヒアリングを行いました。企業チームとしての強みを最大限に発揮しました。

もともと地域貢献活動に積極的な社風で、IT部門としてできることは何なのか考えたことが参加のきっかけとのこと。エンドユーザーとの接点が少ない日常業務と異なり、スキルを生かして社外の世界=地域とつながることができた実感があったようです。職場での上司や部下という関係を越えて、社員同士のつながりも強まりました!

企業チームでの神戸ソーシャルブリッジ参加という新しい可能性。神戸ソーシャルブリッジのプロジェクト経験は、必ずその企業や職場にも生きてきます。今後新たな企業参加にも期待です!

プロジェクトの詳細はこちら

 

プロジェクトインタビュー2

期間中に実際にトライアルを行い、企画の完成度がぐんと向上!(こどもワクワク食堂チーム)

「孤食をなくしたい」という思いのもとに活動しているこどもワクワク食堂は、子どもに限らず、地域の高齢者や親子が一緒に食事をする場になっています。今回のプロジェクトでは、親子で食堂を訪れてもらうために、親御さんにワクワク食堂のことをよりよく知ってもらうためのツールを提案しました。

このチームでは、子ども食堂に来ている子どもの親を対象とした、招待状をつくりました。表には、子どものぬり絵作品、裏には、食堂の情報が載っています。あわせてLINEアカウントも開設し、オンラインでの情報発信も強化しました。

アイデアの提供だけでなく、期間中にトライアルまで実施しました。

スピーディにぬり絵招待状を作成し、7月の食堂開催時に実際に子どもたちに招待状にぬり絵をしてもらい、招待状を作成。実施した際、団体からのフィードバックをしっかりと把握し、最終日にさらに案をブラッシュアップして成果共有会を迎えていました。

今回、ブリッジメンバーは実際に食堂を訪れて、食事をしました。しかし、来てほしいターゲットである子どもの親が来ていないため、「ターゲットと会えない=ターゲットが分からない」状況からのスタートだったそうです。

ターゲットに会えなかったこと、さらにブリッジメンバーがばらばらの職業だったことなどから、ターゲットを絞ってスタートするのではなく、なにもかも白紙の状態から考えて、アイデアを出し尽くすことから始めました。考えうるすべてのアイデアやケースを想定して、そこから一点突破できる案を団体スタッフと見つけ出し、今回の案に着地できました。

2ヶ月のプロジェクトを終えた今では、ブリッジメンバーも支援先団体スタッフも、お互いに旧知の友人のように感じると語っていたことが印象的でした。

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